Secret Sunshine


監督 イ・チャンドン
出演 チョン・ドヨン
   ソン・ガンホ
公開 2008年

神の許しがテーマの作品。

亡き夫の故郷”密陽”で幼い息子と2人で暮らすシネ(チャン・ドヨン)。

ある日息子を誘拐したという電話があり、そこから物語は宗教と濃密な絡みを経て展開していきます。

韓国映画を見るといつも思うけど、そこまで見せなくても…というところまで

嫌な気分を味わうことになるので、なんとなくいつも覚悟して見てしまいます。

きっと徴兵制があるから日本人より精神的な耐性が強いに違いない。

本作も精神的にギリギリのところまで描くわけですが、

キリスト教の亜種と思われる団体に入信してからのシネと宗教が抱える矛盾との戦いがやるせない。

本来の意味での神と形骸化してしまった宗教、これを描きたかったんじゃないかなぁ。

ちょっと前の映画だし、見る人は見てるだろうからネタバレを。

途中、信者である薬局のおばちゃんと光の中にも神は存在する云々のくだりがあって

ラストシーンに繋がるわけですが、そのラストシーンではジョンチャンが手に持っている鏡の光が

地面に写りこんでいるショットで映画は終わります。

最後までシネのことを理解できないけれども、常にシネを許し続けるジョンチャン。

ラストシーンでこの光を写す鏡を手にするジョンチャンこそが神のメタファーであり、

何気ないシネの庭の一角に移り込んだ光こそが

“シークレット・サンシャイン”なんだと、僕は解釈しました。

この辺りの撮り方、演出は素晴らしいと思います。

ただ精神的な浮き沈みが激しすぎるし、登場人物の描き方についても

もう少し深く描けていると見やすかったような気がします。(塾講師の娘とか)

でもここまでストレートに神を描く映画もめずらしいのではないでしょうか。

★★★★☆

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