変愛小説集 / 岸本 佐知子 (編訳)

読了。

世界の愛にまつわる話を集めた小説集。

集められた話はタイトル通り、変な愛の話ばかり。

妹のもつバービー人形に恋をする”リアル・ドール”、

人妻が若い男をまるごと吞み込んで、体内に残したまま生活する”まる呑み”、

などなどグロテスクなものから、見方によっては純愛に思えてくる話まで11編を収録。

中でも失踪した婚約者が飛行船に乗っていると信じて追いかけ続ける”ブルー・ヨーデル”、

戦時中に女性だけが取り残された島を描く”母たちの島”が特に印象に残りました。

人間(愛かな?)の闇の部分にそれとなくフォーカスしていて、

物語の細部からにじみ出るなんとも言えない読後感。

それぞれおかしな話ではあるんだけれど、これだけ並べると不思議と

統一感もあって訳文の素晴らしさを実感します。

海外文学が苦手な人でも読みやすいと思います。

変愛小説集2も出ているので、そっちもそのうち読んでみようと思います。

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