レンタルチャイルド / 石井 光太


読了。

久しぶりのノンフィクション。

インドの乞食ビジネスの裏側を現地マフィアにまで取材して執拗に書き綴ったルポ。

映画”スラムドッグ・ミリオネア”で描かれていたように

マフィアによって傷つけられた少年少女達が物乞いをしている、

というところまでは何となく知っていたけれど、

この本ではさらにその先まで突っ込んで取材をしていて

日本に住んでいたら、まず現実とは思えないようなストリートチルドレンの

生活が垣間見れます。

(レンタルチャイルドは乞食を生活の糧にしている女性にマフィアが貸し出す赤ん坊のことで、

ストリートチルドレンとはまた違います。)

誰かが悪いわけでもなく、負のスパイラルに入り込んでしまって

どうしようもないというのが良く分かります。

インドは今近代化の一途を辿っているという報道が良くされていますが

郊外では全く逆で、都市部から閉め出された多くの浮浪少年、乞食が生活しています。

(これは実際インドを旅した時にも感じました)

この本を読んで何を感じるかは人それぞれだし、

何ができるっていうわけでもないとは思いますが、

ここに描かれているような現実が存在するということは

目を背けずに知っておいても良いのではないでしょうか。

ちなみに読後感は全然ハッピーではないし、街の描写も腐臭が漂う汚い感じだし

何より現実がシビアすぎるので万人にオススメできるものでもありませんが…。

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