A Serious Man

監督 ジョエル・コーエン
   イーサン・コーエン
出演 マイケル・スタールバーグ
   リチャード・カインド
公開 2011年

ユダヤ教社会の中で生きる数学者の主人公が次々とトラブルに見舞われて…というコメディ。

アメリカでの公開は2009年ですが、日本ではトゥルー・グリッドとほぼ同時期2011年に公開されていました。

僕はiTunes Storeでレンタル。

見る前から評価が分かれていて難解だ難解だという話は聞いていましたが、確かに難しい。

論旨自体はボンヤリと分かるんですが、ユダヤ教と密接に結びついたパロディが多々あって、

宗教的に馴染みがないとあまりピンとこないところがある映画です。

僕も町山智浩さんの解説を聞いてやっと納得した部分がかなりありました。

旧約聖書のヨブ記の途中までを元にした話らしいのですが、

神の与える試練の不条理さとシュレーディンガーの猫の不確実性を絡めて、

コメディなんだけど宗教批判っぽくまとめる手腕は流石コーエン兄弟手慣れています。

ユダヤ社会に生きているだけあって、ラビ(師)に答えを求めてもいい加減な答えが返ってくるしオチもない。

そもそも人生にだってオチはないし、それを探す意味もないのかもしれない。

必要なのはSomebody To Loveであると。

恐らく時代設定はシングルマンと同じくらいの年代だと思いますが、

シングルマンと比べても遜色ないくらい全体のトーンが統一されている風景も良かったです。

予備知識は必要なものの、非常に「コーエン兄弟らしい」映画だと思います。

時間を置いて見たらまた何か発見があるのかも。

★★★★★

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